お知らせ

3月20日(日)出版記念イベントのプログラムを変更し、17時〜の回で映画『ピリペンコさんの手づくり潜水艦』を上映します!

『ピリペンコさんの手づくり潜水艦』はわたしの大好きな映画。舞台はウクライナ東部だけど、制作はドイツ。ウクライナ東部の小さな村で30年「いつか広い海の中を冒険してみたい」と思い続け、時には年金もぶっこみながら(妻おかんむり)潜水艦づくりにいそしんできたピリペンコさんを追ったドキュメンタリー。

潜水艦の部品にぶっこみます
ピリペンコさん、家族、近所の人々、村をいきかう動物たち。ささやかな彼らの暮らしの風景がとにかくいとおしい。そしてその風景に、異端とも言えるピリペンコさんお手製の潜水艦が登場し、さらにいとおしさ炸裂。こんな愛らしい潜水艦が実在するのか!と感動すら覚える。

なんだかんだで潜水艦が気になる近所のひとたち
好きなことを続けること。

日本では極力人に迷惑をかけないようにって意識が働くし、人に迷惑をかけていないことで「誰にも迷惑かけていないし」なんて好き勝手できる側面もあると思う。迷惑をかけることそのものがストレスになったりもするし

だけどこの映画を見ていると、みんながもう少し無邪気に、自分本位に好きなことに没頭できたらいいなあという気持ちになる。多少迷惑をかけたって。それを受容できる社会はいまよりうんと生きやすく、過ごしやすいんじゃないかな。

日々ニュースを追いながら「たった2週間でこんなにめちゃくちゃになってしまうのか」と呆然とする。どれだけ長い年月をかけてその土地での暮らしが編まれてきたのかを想像すると、ことばもない。今わたしにできることを考えたときに、この映画を上映することに思いが至りました。

なかなか上映されることがない作品です。ぜひこの機会に!

キャプチャ画像は予告動画から。イベント詳細はこちら

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