須﨑紀行さん

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松本智秋さんの旅作品には、おいしそうなごはんと、そこにある暮らしが、シンプルに、やさしい気持ちで描かれている。その土地にある現実、知らないでいたことを知ってしまった戸惑いまでも、正直なことばでつづられている。訪ねる場所への愛とリスペクト。旅行者としてのわきまえ。登場するおっちゃんが、みんないい顔をしているのは、彼女の旅先での在り方が、とっても正しくて、かわいいからだ。そんな松本智秋さんの旅と、そのルポタージュを、ぼくはずっと見ていたいのです。彼女が散歩してきたイスラムのつながり。寝る前に1カ国ずつ読んで、地図を開く。自分なりにちょっと調べる。それは、とても楽しみな時間です。やたら腹がへるけれど(笑)。

と、こうして、つたない文を寄せさせていただく機会をくださったこと。彼女の旅のファンの者として、こんなうれしいことはありません。しかも、今回の本の著者近影が、なんとウチの店! 大阪のたいやき屋! 『散歩とごはんのくり返し』に引き続き、また店にジャジャーンと置きまして、大いに自慢したいと思います。ちーちゃん、ぼくの友だちなんやでぇーー。ってね!

須﨑紀行さん
須﨑紀行さん
大阪堀江のたいやき屋「招き猫餡舗」の店主。夏は豆花、冬はぜんざいと季節メニューもおいしい。

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