ぱくきょんみさん

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松本智秋の旅の空へようこそ!

どの村の広場でも
どの町の通りでも
目をきらきらさせて歩いてるもんだから
食堂のおばちゃんは激しく手招きするし
横のテーブルのおっちゃんのおしゃべりは止まらなくなり
旅のごはんはいつもてんこ盛りだ~~~。

イスラム圏のソウルフードには
ひとさじ、
ひとさじ、
活力の素があるね、
それはページをめくってワクワク発見すべし。

旅の空が懐かしくってたまらな~い
そんな皆の衆よ、
旅する日までこの本をたどって
激しく胸を焦がそうよ。

ぱくきょんみさん
ぱくきょんみさん
1956年、東京に在日韓国人2世として生まれる。高校時代に詩作をはじめ、和光大学、東京都立大学英文科で英米詩を学ぶ。詩集に『すうぷ』(紫陽社、復刊はART +EAT BOOKS)、『そのコ』『ねこがねこ子をくわえてやってくる』『何処何様如何草紙』(以上、書肆山田)、『ひとりで行け』(栗売社)。エッセイ集に『庭のぬし 思い出す英語のことば』(クインテッセンス出版)、『いつも鳥が飛んでいる』(五柳書院)、絵本に『はじまるよ』(熊谷守一・絵、福音館書店)『ごはんはおいしい』(鈴木理策・写真、福音館書店)。翻訳に、ガートルード・スタイン『地球はまあるい』『地理と戯曲 抄』(以上、書肆山田)、朝鮮半島の民族文化についての著作に『韓国・朝鮮の美を読む』(共著、クオン)ほか。