旅のエッセイ

先日、東京・三鷹にあるアウトドアショップ Hiker’s Depot(ハイカーズデポ)さんが、『旅をひとさじ』についてこんなツイートを投稿してくださった。

ハイカーズデポを運営する土屋さんといえば、日本にウルトラライト(超軽量)の概念を広めたカリスマハイカー。わたしのミーハーごころがパチン!と弾けて、ハイカーズデポに遊びに行ってきた。

前著『散歩とごはんのくり返し』にも書いているのだけど、わたしはカメラのサイズダウン(一眼からコンパクトカメラに機種変)で旅がうんと自由になった。そしてそのカメラ RICOH GR1v と今じゃ20年のお付き合い。土屋さんが掲げる「軽いって自由」を身をもって知る者としては、これを機にお会いできればなんて下心も働いちゃって。

そうしてお会いした土屋さんとスタッフのニノくんには、話せば話すほど共鳴してしまって初めて会った気がしなかった。共感とは少し違う。思考を道なりのまま進めてことばにしたそのことばが、よくなじんだ。フィールド違えど、こんなふうに話せる人たちと本を介して出会えることに感激する。うれしい。いろいろな意見を聞くことができて眼福ならぬ耳福だった。

ハイカーズデポのレジ横に『旅をひとさじ』ちょこんと
土屋さんとニノくん
土屋さんの著書『ウルトラライトハイキング』

そしてありがたいことに、ハイカーズデポのおとなりのよもぎBOOKSさんで『旅をひとさじ』が購入できるようになりました。『旅をひとさじ』制作チームが大好きな井上奈奈さんの絵本『せかいねこのひ』。その原画展をしていたよもぎBOOKSさん。これまたうれしい!

じゃじゃーん!うれしー

ハイカーズデポに居るあいだにやってきたお客さん。いろいろと物色し、購入する商品について悩んでいると、ニノくんがこれでもかってくらい懇切丁寧に商品解説・提案をしていた。モノを売ること・なにに対してお金を使うか。それがどういうことなのか。などあらためて考える機会にもなった。小さな小さな限りあるわたしの資本。消費者の在り方が社会の循環に大きく影響すると思えば、自分が望む社会に近づけるよう、そのための投資と思える買い物をしたい。

話は少しそれましたが、ハイカーズデポに立ち寄ってレジ横でパラパラ立ち読みし(長時間立ち読みしたら土屋さんがハタキでぱたぱた追いやるそうなので気をつけて笑)、気になったらよもぎBOOKへ。そんな三鷹の歩き方、いかがでしょうか。おすすめです!

土屋さんと。えへへ
書籍『旅をひとさじ—てくてくラーハ日記—』書影

選りすぐりの写真とエッセイを収録!

書籍『旅をひとさじ—てくてくラーハ日記—』松本智秋 著

A5判並製・コデックス装・フルカラー・144頁
定価:本体1800円+税

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